過去ログ - 男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」2
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520:名無しNIPPER
2015/06/26(金) 23:21:18.46 ID:3Zch7z9U0

一方。

団長(………チッ…!!役に立たない子達ね…!!)

老近衛「ぬぅん!!」

団長「老いぼれが……!!」

老近衛「おぬしもそろそろ歳じゃろうが…!!」

老人と団長は互いに一歩も退かずに打ち合いをしていた。

老人は齢六十を越え、力が衰えているとはいえかつては戦士の部族の中でも屈指の怪力を誇り、その実力は青年の母親が剣を覚える以前は一族最強と言われた者である。

一方、近衛総団長である美しい女性は青年、それに実の妹と同様一族が身に備えた加護の力を強く引き継いだ、かつての勇者の直系の血筋に当たる者だった。剣の実力はやや劣るがそれを補って余りある身体能力を、主に瞬発力で勝っていた。

団長「いいかげん諦めたらどうですか叔父様?いまさら……何に抗おうとしているのです!?」

首を狙った一撃を受け流され一歩下がる。追撃の突きをいなし側面に回り込みその流れで脇腹を斬りつけようとするも素早く体勢を整えられこれも止められる。先程から致命の一撃は全て見切られている。だが団長側も老人に攻めに転じる隙を与えず防戦を強いていた。

老近衛「おぬしに語ったところで耳を貸さんじゃろうが…!!いつまでも過去に縛られよってからにこの馬鹿娘が……!!」

団長「……知っていてそれを言うのね叔父様……あの時、何があったのか忘れたのかしら?」



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