過去ログ - 男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」2
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902:名無しNIPPER
2015/07/08(水) 01:14:04.80 ID:6GRPQRVl0

……………

少女「………………っ……!……」

少女が眼を覚ました時、目に飛び込んで来たのは空の澄みわたる青さだった。

覚めたばかりで朦朧とする意識をはっきりさせる為に首を振るう………自分は確かあの時連れ拐われ、途中で気絶させられた筈だった。

少女「…………?………」

しかし、自分が今居るのは馬車の中でも檻の中でもない。手錠や鎖も付けられていなかった。

少女「…………なにが……」

何があったのだろう?という疑問はすぐ後ろからの声に遮られた。

メイド「………ねぇ……どうしよう……どうしよう?」

少女「……メイドさん?」

聞き慣れた声が聞こえて安堵する、どうやら自分は助かったらしい、理由は分からないがみんなの居る所へ戻って来られたのだ。

メイド「………息してない……血が……!!どうしよう?ねぇどうしよう!?」

少女「………ぇ…?」

彼女の悲壮な呟き、そしてようやく気付く………その膝の上で冷たく、血にまみれた自分の主人……大切な人の姿を。

青年「…………………私達が駆けつけた時にはもう……」

女兵士「………馬鹿が……無茶な事を……!!」


少女「…………………え………」



穏やかな陽射しが注ぎ、風がそよぐ丘に少女達の悲鳴が響いた。


つづく


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