過去ログ - 八幡「贈り物には想いを込めて」
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3: ◆D04V/hGKfE[sage saga]
2015/06/15(月) 21:32:44.70 ID:7IXBXgnJ0
そそくさといつも通り教室に入り、そっと椅子を引いて腰掛け、自分の机に腕を枕にして突っ伏す。
あー学校来た途端に帰りたくなるぐらいダルイなー、もうダメだ。一歩も動きたくない。

朝から自堕落な念にかられていると、ふと左側に気配を感じた。
おもむろに顔を上げると、そこには天使がいらっしゃった。

「おはよう! 八幡!」

「おはよう戸塚。今日も可愛いぞ」

相変らず学校指定のジャージに身を包んだ天使もとい戸塚と挨拶を交わす。
というか戸塚の制服姿って見たことないな……。思わずスカートの方を想像してしまう

俺は悪くないよね?悪くないよね?でも男子の制服でもものすごい美男子っぷりを発揮しそうだから一度は見てみたい。

「か、かわいいって……ぼく男の子なんだけどな……」

「はは、悪い悪い」

まあ本心なんですけどね。あぁ〜ほんと癒されるわ。
少しばかり呆けていると、こちらをきょとんとした表情で戸塚が見つめているのに
気が付いた。その顔もいいな。写真撮って家に飾りたいレベル。

「どうした?」

「いや、何となくだけど八幡疲れてる?」

「ああ、まあちょっとマラソンの疲れがあるな。これでも楽にはなったけど」

眉尻が下がった、本当に心配そうな表情で尋ねられた。こんなん惚れてまうやろ〜。
戸塚だって同じ距離を走っているのにまったく疲労の色は感じない。
今日だって朝練をこなしているはずだし、なんだかんだ言っても運動部の部長なんだなと感心してしまう。



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