12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:25:27.52 ID:rcfS4V6Mo
昨日の電話のお礼、用も無いのにする電話。間違ってかけてしまったとはいえ、こんなに恥ずかしいものだとは思いませんでした。
あの子が昨日かけてきた電話に、こんな恥ずかしさは無かったはず。同じような電話なのに、なぜ私はこんな想いをしなければならないのでしょう……
似合わないことはするものじゃないと改めて痛感させられた私は、汗ばむ手で携帯を置き、早々に毛布の中にもぐりこみました。
さっきの気まずさが恥ずかしい。口走った言い訳が恥ずかしい。あの子は私をどう思ってる? 明日の朝、登校中に……なにか言ってくるかもしれない。
どきどきして眠れない感覚は昨日と同じはずなのに、昨日は心地よい高揚感だったのに、今夜の胸はとげとげしく鼓動を打ち続けます。
あまりの熱さにもう一度扇風機をつけて、心も身体もクールダウンさせようと思いました。時計の針は、もうとうに10時半をすぎています。
このままじゃ寝不足になってしまう。寝不足はいいけど、櫻子になにか言われてしまうかもしれない明日を迎えるのが、その後も私にいやな緊張を与え続けました。
私ってもしかして、電話下手……?
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