過去ログ - 「私と引っ込み事案な彼女」
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18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:39:10.25 ID:VItNW0A+0

「……いいんですか?」

「私、嫉妬しますし……きっと今まで以上にアシディアを離しませんよ?」グスッ

「今までだって……セイナちゃんはそうだったじゃないですか」

「毎日会いに来ますよ?」グスッ

「それも今まで通りです……」

「時々抱きしめたり、もしかしたらセクシーなこともするかもしれませんよ?」グスッ

「……それは、少し考えてもらうかもしれないですが」

とにかく、と私の言葉を遮って彼女はじっと見つめてくる。

フードにほとんど隠れているけれど、水のように透き通った瞳は限りなく綺麗で。

「セイナちゃん……大好きです。氷のような私を溶かしてくれた……あなたを好きになってしまったんです」ギュッ

「アシディア…!ありがとう……っ」ギュッ

言葉として『好き』を聞いた次の瞬間、堪らず私は彼女を抱きしめていた。

もこもこのコートの上からでも伝わる心臓の鼓動。

私のソレと共振するそれは、紛れもなく恋の音。



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