過去ログ - 時雨「ねえ、君にとって幸せって何だい?」山城「——」
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4: ◆ngCxH3SH2s[sage saga]
2015/06/17(水) 16:18:24.43 ID:R8aBRaVP0


山城(2日間ほど拘置所に泊まった後、
娑婆に出てきた私を待っていたのは工場でのあの青年だった。彼は言った)



「僕はいずれとある鎮守府の提督を任される人間だ。
ねえ、君、うちに来ないかい——?」

山城(聞けば姉様は病院で、意に問わず艦娘適性検査を行われ、
もう既に、戦艦『扶桑』になってしまったのだという)

山城(けれどそのお陰で懸念次項だった後遺症の心配も無くなり、
今ではかつてより健康体であると)

山城(ただ、姉様から大本営に願ったただ一つの条件が、
妹の……私の生活を保障する事)

山城(それを果たすため、彼——提督は私を待っていたのだ)

山城(しかし私は彼の提案する姉様の軍役報酬で生きる道を拒み、自らが艦娘になる道を選んだ)
山城(姉様には最初、泣かれてしまったが、最後には折れて)




扶桑「くれぐれも無理だけはしないでね」

山城(と、私の決断を受け入れてくれた)

山城(提督……あの時、庇ってくれた青年だけが最後まで悲しそうな顔をしていた)


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