過去ログ - 真姫「にこちゃんと夜空に架かる虹を見るわ」
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66:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:47:45.62 ID:pPEPTbdF0
「うひゃひゃひゃひゃひゃ、く、くすぐった……にゃははは、そこはダメにゃー!」

凛は花陽の二人の幼い娘にまとわりつかれ、レジャーシートをぐしゃぐしゃにしながら転げまわっていた。
さすが花陽の遺伝子を受け継ぐだけあって、凛への懐きっぷりが半端じゃない。

以下略



67:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:56:04.96 ID:pPEPTbdF0
「う、うう……ぐすっ……うち、ずっと寂しかったんよ?えりちに捨てられてからぁ〜!」

「す、捨てっ!?人聞きの悪い事言わないでっ!」

離れた一角では、絵里がべろべろに悪酔いした希に絡まれていた。
以下略



68:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:57:30.73 ID:pPEPTbdF0
「あんな軽い言い方、冗談で言ってると思うやん〜!」

「ロシアに行った後も、遊びに来てって言ったのに来なかったじゃない!」

「そんなんふつう社交辞令やと思うやろ、えりちのバカ!あほぉ……」
以下略



69:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 23:01:30.32 ID:pPEPTbdF0
「全く、あきれた連中よね〜。穂乃果や海未なんて完全にヒモじゃないの。成長が無いっていうかぁ〜」

お酒を飲むことができないのが不満らしいにこちゃんが上から目線で鼻を鳴らす。

「どんだけブーメラン発言なのよ」
以下略



70:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 23:02:36.24 ID:pPEPTbdF0
でも……そうね。

そろそろ私たちも、いい加減遠回りをするのは止めにした方がいいかもしれない。

私は膨れている彼女の両肩を掴み、ぐいっとこちらに向きなおらせた。
以下略



71:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 23:05:07.48 ID:pPEPTbdF0
「愛してるわ、にこちゃん」



静まり返った中でその言葉が響いた瞬間、周り中からやんやと囃し立てる声が上がった。
以下略



72:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 23:07:05.45 ID:pPEPTbdF0
ぱち……ぱち……

どこかから上がった拍手の音は、たちまち音乃木坂の校庭全体に広がり、私たちを包み込んだ。
にこちゃんの家族も、そして驚くべきことに、私の両親も手を叩いている。しかも、目にうっすらと涙まで浮かべて……

以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 23:11:44.50 ID:pPEPTbdF0
「みんな、歌おうよ!」

ようやく大騒ぎが一段落した後、いきなり音頭を取ったのはもちろん穂乃果だ。

桜の花びらが舞い、月が優しく照らし出す中、みんなの歌声が響き渡る。
以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 23:13:09.93 ID:pPEPTbdF0
「そうだ!今度にこちゃんたちのユニットの後ろで私たちも歌うっていうのはどう?」

また新たな可能性を感じてしまったらしい穂乃果が言い出す。

「それいいかも♪」
以下略



75:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 23:14:23.14 ID:pPEPTbdF0
「μ'sを卒業しても、μ'sは永遠にμ'sですっっ!」

意味不明な穂乃果の宣言に、みんながどっと笑う。


以下略



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