213: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/27(土) 17:59:08.30 ID:G0PCMmbKo
特にプロデューサーは、心労も相当なものだったんだと思う。
いつもは控えめにしか笑わないこの人が、今回ばかりは頬を目一杯緩ませている。
「よし、それじゃ起きるまで、そっとしておいてあげよう」
私たちは、加蓮を元の入院着に着替えさせてから、病院を後にした。
玄関口を出て、振り返る。
いつもは大きな威圧感を放つ無機質な建物が、今は、加蓮を護る、重厚な砦に見えた。
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