1:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 10:01:11.86 ID:iL7CpA88O
大したことじゃないんだけどさ。
例えば、こう、アルバイトとかで帰ってくるのが十二時くらいだとするじゃん。
いいくらいに小腹もすいてきて
「あー、なんか食べようかな」ってなるわけよ。
そこが罠でさ、一度お腹に物を入れたら寝られなくなっちゃうわけ。
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 10:14:49.01 ID:uKujrCn5O
私はそういう時ってとりあえず目を瞑るんだ。
そうして自分の深い深い記憶の山から。
一つずつ、一粒ずつ、色んな色を探し出すの。
たのしかったこと、寂しかったこと、悔しかったこと、悲しかったこと。
3:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 10:15:58.72 ID:uKujrCn5O
だけど、光があったら必ず闇もある。
それは別に私に限ったことだけじゃなくて。
ようはそんな色を探している最中に邪魔してくるやつ。
私が一番嫌いなやつ。
4:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 10:17:18.59 ID:uKujrCn5O
そうだね。
見た目は完全な化物かな。
体中に目がたくさんついてて、筋張った筋肉だけで、見るからに骨はなさそう。
「余計なお世話だよ」
5:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 10:18:54.96 ID:uKujrCn5O
「…」
うわきも。
「眠れないときに、その山に入り込むのは頂けない」
6:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 10:20:19.48 ID:uKujrCn5O
私は眠れないときに記憶の山から、私が私であるという色を取り出していく。
多分私が思うに、こいつは私が覚えているのに、思い出したくない部分じゃないかなと。
思うわけだが。
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