11: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/06/19(金) 22:08:15.06 ID:rvT3jPXC0
でも、私の作戦はあっけなく失敗した。
「瑞鳳、どこか具合でも悪いの?」
祥鳳は風邪でも引いたと思ったのか、私を優しく抱きしめてきた。暖かい体温が服越しに伝わってくる。
「う〜ん、熱はないわね・・・。もしかして、何か明日のことで不安でもあるの?」
私の額に手をやりながら、祥鳳は言った。
ダメだ。
こんな優しい姉をこれ以上無視するなんてできない。
「なっ、なんでもないよ! ちょっと疲れてボウっとしてただけ!」
「そう、なら良かった」
祥鳳は安心したように呟き、お皿を運び出した。私も渋々それに倣ってお箸をテーブルに並べた。
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