過去ログ - シーカーSS スレイ「他作品で無双して俺が最強であることを証明してやる」
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45:名無しNIPPER
2015/06/23(火) 23:57:43.31 ID:QKT7x+k+0
ビルス「さて、残るはおチビさん、君だけだけどどうする?仲間の仇を取らないのかい?」

フルール「ひ・・・ひい・・・」

スレイ「ま・・・待て・・・」ヨロヨロ

ビルス「おや、僕の一撃を喰らってまだ立ち上がれるんだ?僕としてはもうここで終わらせたいんだけど?」

スレイ「・・・嫌だ」

ビルス「ほう?」

スレイ「嫌だと言っている!だいたい、それだけ手を抜いておいて何を言う!!
そんな事も分からない俺とでも思っているのか!?」

ビルス「よく気付いたね、僕がまだ全然本気を出していないということに。
ちなみに今はまだ全力の一割程度の力しか出していないよ。」

その言葉でスレイは気付いた。こいつは自分を見下してさえいない、と。
どうでもいい、と思われているのだ。
ただ遊んでいるだけ。
そう理解し、思考が灼熱する。
勝利とは、常にスレイと共に在るもの。
いや違う。勝利とは、ただスレイの為だけに存在するもの。
いや、スレイ自身が勝利そのもの。
それがそもそも眼中にすらない。
そのようなことが許されるのか。
いや、許される筈がない。
スレイとしては、これは譲れない点だ。
この神には、せめて一矢報いねばならない。

スレイは既にビルスの周囲一帯。その全時空間座標点、全次元座標点、全位相座標点全てに無限を遥かに超えて偏在した。
当然のように無限を超えたそのスレイ達”は、その身体が重なり合うが、幾ら重なり合おうと問題なく、同時に存在していた。
そのスレイの偏在達”全てが全く同時に双刀を抜き放ち、光速の無限倍の無限速、いや、速度などという概念を超越したスレイの偏在達”全てが
破壊神ビルスの構成要素を素粒子の欠片すら切り刻み完全に消滅させるべく、破壊神ビルスに向かって同時に殺到し、
無限を遥かに超えたスレイの偏在達”全てが破壊神ビルスに向けて双刀を揮う。
だがしかしそれは全くの無駄だった。
攻撃速度”などというものは超越し、時間あたりの攻撃翌量が無限すら遥かに凌駕したスレイの偏在達”全ての連続攻撃を
ビルスは表情を一切変えることなく。いやむしろ余裕の表情すら浮かべながらありとあらゆる全ての攻撃を自身に全く掠らせることすら許すことなく、
ある攻撃は滑らかに身を捻りながら。ある攻撃は軽やかなステップで後退しながら。
スレイの偏在達”全ての連続攻撃を飄々とかわしつづける。

スレイ「何故だっ!?何故攻撃が当たらない!?」

ビルス「ふーん、スレイ君は幻術使いなのかな?僕の目には数えきれないほどの数の大量のスレイ君が僕に斬りかかろうとしているように見えるんだけど?」

ウィス「ビルス様、このスレイなる者は偏在”なる技法を使用しているようでございます」

ビルス「その偏在”って何?幻術の類じゃないの?」

ウィス「えー、広辞苑によると偏在”のそもそもの意味は「広くあちこちにゆきわたって存在すること。」と書いてあります。
つまり今ビルス様が戦っていらっしゃる大量のスレイ君全てが全員同じスレイ君そのもの、つまり偏在”とは
全く同じ自分自身そのものを複数生産し、自身と一緒に戦う技法だと理解されても問題ないかと。」

ビルス「えっー!?まさか幻術による幻や分身の術の分身や残像とも違うし、人形や影武者や劣化コピーとも違う、
全くのコストや消費なしで自分自身そのものを作れちゃうの!?いいなー、例えば僕が偏在を使えば全く同時に僕自身が
気持ち良く眠ったり、美味しいプリンを食べたり出来ちゃうの!?凄いなー、僕もそんな技欲しいなー。」

ウィス「ほほほ、彼は別世界の人間ですよ?それにこのドラゴンボール世界で偏在”なる技法を使える者は今のところ存在しません。
いくらビルス様といえど習得するのはあまり現実的ではないと思いますよ?」

ビルス「ちぇー、ウィスの言う通りだよなー。そんなに世の中都合良くないかー。」

スレイ「くっ!この!!戦闘中によそ見なんて!!」


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