過去ログ - 原田美世「……迅帝？」　【モバマス×首都高バトル】 -SS速報VIP

過去ログ - 原田美世「……迅帝？」　【モバマス×首都高バトル】

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129:１[saga]
2015/06/21(日) 07:15:00.73 ID:6Gs9lLDG0

　表に停めてあるＲ３３を見つめ、藤巻は一言告げた。

「……なるほどな」

130:１[saga]
2015/06/21(日) 07:16:12.05 ID:6Gs9lLDG0

「……手堅い作りだね。あえて、ロールバーとタワーバーしか組んでないのは、ストリートも優先してるからだろう？

　極端な軽量化やスポット増しまで手を出すと、挙動がピーキーになって足回りのセットが難しくなる」

以下略

131:１[saga]
2015/06/21(日) 07:17:37.13 ID:6Gs9lLDG0

「……全部、自分で組んだんだって？」

「はい。

以下略

132:１[saga]
2015/06/21(日) 07:18:46.74 ID:6Gs9lLDG0

「走り屋なんて、いつの時代だって同じようなもんさ。

　どうしようもなく車が好きで、走ってると気持ちよくって、いじってると楽しくて。

以下略

133:１[saga]
2015/06/21(日) 07:19:47.33 ID:6Gs9lLDG0

　そして、３０分も経過すると。

「ようやく来たか……」

以下略

134:１[saga]
2015/06/21(日) 07:21:23.00 ID:6Gs9lLDG0

　岩崎の視線は、自然にＲ３３へと向いていた。

「……いいね、原田さんのＧＴ－Ｒ。良く整備は行き届いてるし、全体的に仕上がってる」

以下略

135:１[saga]
2015/06/21(日) 07:22:45.33 ID:6Gs9lLDG0

　国道２４６号線。国道とは言っても、峠道と変わらないレベルで曲がりくねっている。路面のギャップを拾っては、Ｒ３３は小刻みに跳ねる。

「ここを走るには、ちょっと硬いかな。だけど、スピードレンジがもっと高い所なら、丁度良い位だと思うよ」

以下略

136:１[saga]
2015/06/21(日) 07:24:20.58 ID:6Gs9lLDG0

「足も煮詰まってるけど、それ以上にエンジンが良いね。

　ＲＢ２６は、簡単にパワーを上げられる。だけど、相当にセッティングを煮詰めないと、このアクセルのツキの良さは得られない。

以下略

137:１[saga]
2015/06/21(日) 07:26:06.12 ID:6Gs9lLDG0

　藤巻に案内され、ファクトリーＦＵＪＩの奥へと進む。
　使われなくなったレーシングカーのフレームや、ばらされたエンジンの部品、大小様々な工具等。

以下略

138:１[saga]
2015/06/21(日) 07:27:33.95 ID:6Gs9lLDG0

「……解るかい？」

　岩崎は、そう聞いた。

以下略

139:１[saga]
2015/06/21(日) 07:29:01.00 ID:6Gs9lLDG0
九章　オーバーホール

　年の瀬が迫る十二月。

以下略

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