過去ログ - 原田美世「……迅帝？」　【モバマス×首都高バトル】 -SS速報VIP

過去ログ - 原田美世「……迅帝？」　【モバマス×首都高バトル】

↓ 1- 覧 板 20

173:１[saga]
2015/06/21(日) 08:40:58.99 ID:6Gs9lLDG0

　耳を澄ませば、轟音が迫りくるのが解った。

「……来たな」

174:１[saga]
2015/06/21(日) 08:42:58.54 ID:6Gs9lLDG0

　東海ＪＣＴを通過すると、羽田空港までもう少しだ。

　Ｒ３４のスリップストリームを有効に使いつつ、スラロームを続ける。

175:１[saga]
2015/06/21(日) 08:44:51.48 ID:6Gs9lLDG0

　羽田空港北トンネルを抜け、左手に羽田空港が見える。一般車の姿は消えない。

（スラロームだけなら何とか……）

176:１[saga]
2015/06/21(日) 08:46:06.17 ID:6Gs9lLDG0

　大きく弧を描く、多摩川トンネル。防音壁に反響する、ＲＢ２６ＤＥＴＴ。

　二台のＧＴ－Ｒは、互いに威嚇する様な咆哮であり。それでいて、仲間を呼ぶ遠吠えの様であった。

177:１[saga]
2015/06/21(日) 08:47:30.39 ID:6Gs9lLDG0

　美世は、迷わずスクランブルブースト。

178:１[saga]
2015/06/21(日) 08:48:37.10 ID:6Gs9lLDG0

　サイドバイサイド。２８０キロで、並走するＧＴ－Ｒ。

179:１[saga]
2015/06/21(日) 08:50:03.90 ID:6Gs9lLDG0

　２９０キロ。高周波と化した風切音に、エキゾーストノートがかき消されていく。

180:１[saga]
2015/06/21(日) 08:51:33.53 ID:6Gs9lLDG0

　大黒パーキングエリア。かつては、走り屋で賑わっていた深夜のパーキング。今では見る影も無い程、ガラガラに空いていた。

　２台共、ゆっくりと滑り込んだ。並んで停車し、車を降りる。

181:１[saga]
2015/06/21(日) 08:53:03.53 ID:6Gs9lLDG0
終章

　年が明けて、一週間。

182:１[saga]
2015/06/21(日) 08:53:50.52 ID:6Gs9lLDG0

「まずは、こちらの契約書類に目を通していただけますか？」

　そう言いながら、菊地は書類を提示した。

183:１[saga]
2015/06/21(日) 08:55:03.21 ID:6Gs9lLDG0

　そして、言葉を続ける。

「最初に断っておくと、原田さんの事は色々聞いてる。普段乗っている、ＧＴ－Ｒを自ら手掛けた事も含めてね。

192Res/218.38 KB

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。