過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part3
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/07/11(土) 22:18:07.07 ID:aF1W1YlFo
>>119
「俺たちの戦いはもうこれまでだ」
賢者「と、いうわけで反省会を開きマース」ピキピキ
勇者「賢者殿?」
賢者「……なんだ?」イライラ
勇者「なにゆえ我々は反省せねばならんのでしょうか?」
賢者「え? そこから?」
賢者「そこから説明いる? わかってるの、冒険終わっちゃったんだよ?」ピキピキ
勇者「しかし賢者殿、時は動くもの。冒険はいつしか終わるものであるからして――」
賢者「終わり方が問題なんだろうがッ! あんま舐めんなよ殺すぞ!」ダンッ
勇者「ヒッ!?」
魔王「まぁまぁ、落ち着きなさるのじゃお若いの」
賢者「そもそもテメーが原因なんだよ!」ダンッ
賢者「なんで? なんでなの!?」
賢者「なんで魔王軍が近代化してんの!? 剣と魔法で戦おうよ!」
魔王「いやしかし、」
魔王「勇者サンも言っておられるように時は動く物」
魔王「勝つために、そして犠牲を少しでも減らすために、我らはこれからも技術発展に全力を尽くしますのじゃ」キリッ
賢者「だからってよォ! あんまりだろ!? 見ろよ戦士の屍を!」
戦士「(チーン)」←鎧に無数の穴が空いている
賢者「機械銃ってなんなのあれ!? 反則じゃない!? 勝てるわきゃねーだろ!」
勇者「離れた位置から一方的に致死的なダメージを与える。実に理に叶った武器だ」
勇者「もはや剣に頼る時代は終わったな……!」キリッ
賢者「終わったな、じゃねーよ! 王様にどう説明すりゃいいんだよ!」
魔王「素直に手も足も出なかった、と説明してみてはいかがじゃろうか?」
賢者「できるワキャねーだろ!? こっちにも面子があんだよ! 国家背負ってんだよッ!」
勇者「しかし賢者殿。魔王軍には機械銃のほかに、分厚い鉄で出来たイクサ車がありますし」
勇者「きわめつけには、ここから一撃で王国を火の海に沈めるという超長距離兵器もある模様」
勇者「最初から勝ち目は全くないのですよ……!」
賢者「諦めんなよッ! 勇者が諦めんなよッ! 他の誰が諦めてもお前は諦めんなよッ!」
勇者「潔く負けを認めるのもまた勇気なのです、賢者殿」
賢者「うがああああああ!! 奇跡とか起こすもんだろ!? ふつーはよォ!」
勇者「奇跡に頼るようではイクサ人として失格でありますな」フフン
賢者「テメーなに得意気に言ってんだよ!? 状況わかってんのか!?」
魔王「とりあえずですじゃ、我が方としてはさっさと降伏文書に調印して欲しいのですじゃ」スチャ
賢者「……終わった。もうこれまでだ」
勇者「『かくして勇者達の冒険は終わったのである。まる』っと」
賢者「なんで他人事口調なんだよ!?」
勇者「どんな苦境でも事実を客観的に分析するのがイクサ人の資質であります」フフン
賢者「褒めてねーんだよ! ああああああああ!!」
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