過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part3
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505:名無しNIPPER[sage]
2015/11/15(日) 22:55:16.19 ID:5lr09xs8o
>>497

タイトル「ジャックと竹のエレベーター」


大男「貴様が俺の竪琴を盗んだやつだな! 絶対に逃がさん、生きたまま食らってやる!」

ジャック「テメェみてえな奴に誰が捕まるか! こいつは貰っていくぜ、あばよデカブツ!」 ポチッ


ピーンポーン ウィーン


エレベーター『ご利用ありがとうございます。 こちらビーンストーク100階です』


ジャック「……。 あっ、お先にどうぞ」

大男「お心遣いありがとうございます。 ご謙遜なさらず大丈夫です」

ジャック「では先に失礼します」 スッ

大男「ではこちらも後から失礼」 ビーッ!

エレベーター『重量オーバーです。 お降りになられてください』

ジャック「んふっ…… すみません、大丈夫ですか?」

大男「申し訳ありません、お恥ずかしい限りです。 いったん降りますね」 ガシャーン


ジャック「ハッハァーーーッ! まんまとかかったなこの豆粒脳ミソがァーーーッ!!」 ギュイーン

大男「き、貴様ァーーーッ! この俺を罠にかけるとはどこまでも卑劣な奴だこの野郎!!」


ジャック「あのスカタンのドタマが空っぽで助かったぜ! ババァ! はやく斧もってこい斧!」

ジャック母「まぁジャック、斧なんて何に使うつもりなの?」

ジャック「こいつでエレベーターのロープをちょん切ってやるぜぇぇ! 事故ってくたばりやがれぇぇ!!」 ブォンッ


ギャリリ、という鈍い音が振動と共に手のひらを伝う。 飛び散った火花は青ざめるジャックの顔をほんの少し照らした。
お客様の笑顔と安全を第一に設計された竹のエレベーターは、鋼鉄の刃をその身に滑らせてもほつれ一つ作ることは許されない。

―――――大男が降車するまで残り15秒



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