過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part3
1- 20
946:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 07:53:15.45 ID:yFgm6LfYo
>>942 タイトル「探偵だって疲れるんだよ!」

俺、九堂進一は高校生探偵だ。
知り合いの刑事に依頼され今まで何件かの事件の解決に協力してきた。

バーロー、高校生にそんな事を頼むなとは思うが断れない。
国家権力怖い。俺のPCには国家権力に逆らえないものがいっぱい入っているからだ。

そんな俺が友人である真黒警部とスキー旅行に来ている時に事件は起こった。
場所は俺たちが泊まっている山荘だ。外は猛吹雪で逃げ出すことも出来ない。

「クソッツ、密室じゃねーかよッ……!!」

まず真っ先に俺は叫んだ。
被害者は自室で倒れていた。部屋のカギはかかっており、倒れたオッサンの周りには、まるで白い虫の集団のようにクスリの粒が散らばっている。

「ペロッ……これは青酸カリ!!」

落ちていたクスリを舐めてから俺はそう判断した。
青酸カリは猛毒だが俺は大丈夫だ。子供の頃からハワイで親父に毒薬を飲まされていた俺は、体に耐性が出来ているのだ。

最近では逆に毒を舐めるのがクセになってんだ。
素人にはオススメできない。

「九堂くん、これは……!」

後ろに立っている真黒警部が言葉を詰まらせた。振り返って俺は告げる。

「警部……これは密室殺人です」

「ええっ!? メンドウ臭い!!」 

真黒警部は続けて叫んだ。

「スキーだよ!? 今日は遊びに来てんだよ!! 仕事したくなぁーい」

「だけど残念ながらこれは殺人なんですよ。俺にはそのトリックがわかってしまった……!」

わからなきゃ良かったと思いつつ俺は言った。
真黒警部はしかめっツラになった。そして思いつめたような瞳になると、

「九堂くん」

「なんですか?」

「自殺……ということにしておかないか?」

「いやダメですよ」

「ええー……」

渋々といった表情で警部は事件捜査の方向で賛成してくれた。
探偵の夜は終わらない。

【完結】





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/393.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice