過去ログ - 桃華「風評被害ですわ!」楓「そうでしょうか?」茄子「♪」
1- 20
21: ◆Freege5emM[saga]
2015/06/21(日) 20:20:54.65 ID:X8mYpxHro

●14


楓「身の丈以上の幸運を分け与えて、ハシゴを掛けて、おだてて、登らせて、
  その絶頂でハシゴを外して、あとは落ちるところまで落ちてくるのを待つ……」



楓「なるほど、ファム・ファタール型のダメP製造機ですか。これは邪道です」

茄子「わぁ、にべもありませんね♪」

桃華「こんなのってありませんの! プロデューサーの人生をオモチャにしないでくださいな!」

茄子「まぁ、ダメPさんにプロデューサー辞めさせたら、本当におしまいですものね」



楓「そう、やり口が悪辣だから……確かに邪道は邪道です。けれど……」

桃華「……『けれど……』?」



楓「この『もう茄子以外信じられない』って響き、とってもグッと来ますね!」

茄子「そこさえご理解いただければ十分です♪」

桃華「そこは、一番通じちゃいけないところでしょう!?」

茄子「あのヒトはダメなヤツだって、みんなにそう言われて、それで……
   世界で私だけがあの人を好きなんです。とてもステキではありませんか?」



楓「まぁ、私たち以外にも、この事務所は強者揃いですけどね。
  体臭で何もかもお見通しなのをいいことに、一挙手一投足を支配してくる子とか」

茄子「『私の味がしないと物足りなく感じる、そんな舌にしてあげます』なんて料理を食べさせる子とか、
   廃人と書いて『ダメ』と読ませるところに追い込む某アシスタントさんとか……」



楓「ですが私たちは所詮……そうなると知っててそうする『悪意』を含んだやり方。
  そこを勘案すると、やはり『善意』の桃華ちゃんには叶いません」

茄子「だから、一番のダメP製造機は桃華ちゃん、という結論に至りました♪」

楓「おめでとうございます桃華ちゃん。
  ということで、ダメな私に毎朝味噌汁を――」

桃華「もうダメなのは、このプロダクションの方ですわ……
   わたくしがしっかりしないと、プロデューサーがダメにされてしまいますの……」



楓「――あ、誰かの携帯が鳴ってますね」

桃華「これは、わたくしですわ……失礼致します――もしもし、Pちゃまですね?
   今……? わたくしは事務所におりますが」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
28Res/25.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice