19: ◆PQxO3wwU7c[saga]
2015/06/21(日) 22:31:11.62 ID:DXe+iex80
月読命に従い、八百万の神々が天岩戸前に集結しました。
これほどの神々が一堂に会するのは、天地開闢以来例がありません。
千早「始めましょう」
響「うん!」
天児屋命の歌声が高らかに響き渡りました。
朗々たるその歌に合わせて、天宇受売命が軽やかでありながら艶やかに舞っています。
瞬きも忘れて見入っていた八百万の神々は、いつしかその歌と舞に酔い痴れ、熱狂していました。
伊織「外が騒がしいわね」
その喧騒と熱気は、岩戸の中の天照大御神にも届くほどです。
伊織「また須佐之男がなにかしたんじゃないでしょうね」
伊織「ふ、ふんっ! いまさらなにをしたって、絶対に出てあげないんだから」
それにしては、どうも様子がおかしいようです。
外の喧騒は、なにやら歓声や拍手喝采のように聞こえます。
疑念と好奇心には勝てず、岩戸を少しだけ開けて外を伺ってみると……
伊織「なによこれ……どういうこと?」
響「あっ」
伊織「あっ」
出会い頭に天宇受売命と目が合ってしまいました。
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