27: ◆PQxO3wwU7c[saga]
2015/06/21(日) 22:43:06.11 ID:DXe+iex80
櫛名田比売が話すには……
数年前より毎年、八俣遠呂智(やまたのおろち)という八つ首の蛇のような化け物が、高志(こし・越?)の地から来襲するようになりました。
この化け物は手が付けられないほど強大で、供物として年若い娘を要求してきたそうです。
供物には足名椎命の娘たちが選ばれ、毎年化け物に捧げられてきました。
すでに七人の姉たちは食い殺され、今年は最後に残った櫛名田比売が供物として捧げられることになります。
雪歩「うぅ……私なんて、もう美味しく食べられるだけですぅ……」
美希「おいしいんだ……」
雪歩「え?」
美希「あ、ううん! なんでもないよ」
雪歩「?」
美希「蛇だかトカゲだか知らないけど、女の子を食べるなんて許せないの」
雪歩「でも、本当に恐ろしい化け物で……」
美希「大丈夫! ミキに任せるの!」
雪歩「う、うん」
そうはいっても、八つの頭と尾をもち、八つの谷と丘にまたがるほどの巨体を持つ、想像を絶する化け物が相手です。
さすがの須佐之男命も、真っ向から立ち向かったのでは勝ち目がありません。
そこで、まず櫛名田比売の館に立ち寄って策を練ることにしました。
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