30: ◆PQxO3wwU7c[saga]
2015/06/21(日) 22:48:17.98 ID:DXe+iex80
誰もがこの快挙に歓喜しましたが、喜んでばかりもいられません。
八俣遠呂智の骸を放置したままでは、里の生活に支障が出ます。
組の若い衆が総出で、急ぎ解体作業が始まりました。
若頭「お嬢、ちょっとよろしいですかい?」
雪歩「どうしたの?」
解体作業を指揮する若い衆の頭が、櫛名田比売に声をかけてきました。
尾の一本になにか硬いものが埋まっているらしく、切断が難航しているそうです。
試しに須佐之男命も十拳剣で斬り付けましたが、刃こぼれしてしまい歯が立ちません。
雪歩「あ、だったら私が」
美希「え?」
そういうと櫛名田比売は、どこからともなく不思議な形をした鉄器を取り出しました。
矢を太く大きくしたような形状ですが、高天原でも見たことが無いものです。
美希「な、なにそれ?」
雪歩「えいっ!」ザクッ
美希「!?」
不思議な鉄器を用いて、櫛名田比売は瞬く間に尾を切り開きました。
その可憐な容姿からは信じがたい、凄まじいばかりの掘削力です。
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