過去ログ - 【安価】京太郎「咲ュバス5」小蒔「逃げましょう京太郎様!」【咲-Saki-】
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56: ◆KmeCnSyufk[saga]
2015/06/22(月) 22:01:37.47 ID:urzdJQgHo

山を歩いてどれほど経っただろう。
暗い山道を歩くのは予想以上に体力を消耗させ、特に女の子のユキは目に見えて疲弊していた。


「どこか、どこか休めそうな場所は……」


辺りを見渡すと一軒の山小屋を視界に捉える。


「ユキ、もう少し頑張れるか?」

「はいっ……」


小屋の中にはほとんど何も無く、テーブルとベッドが置かれているだけだった。
だが今はそれで十分だ。
俺達はベッドに腰掛けてしばらく休憩することにした。


「あの……どうして私を?」

「……言わなきゃダメか?」

「言って、欲しいです」


真剣な眼差しでこちらを見つめるユキ。
俺は一息つくとユキに想いを打ち明けることにした。


「ユキとなら、頑張れる気がしてさ」

「それに、ユキを置いて行きたくなかった」

「何故……」

「だって、ユキは俺のアイドルで……何よりも大切な、俺の好きな人だから、かな」

「大切で、好き……」

「ああ」

「京太郎くん……私も、私も京太郎くんのことが大切で、大好きです」

「だから……」

「私をあなたの……あなただけのアイドルにしてください」





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