過去ログ - ANKO―地獄のオニばばあ―【ごちうさ】
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31: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/29(月) 22:29:33.06 ID:zGy/mHyr0
 その後も女性の怒声は鳴り止む事がなかった。

 そして家はどこだ?親は?などとますます犯罪者みたいな事を言い出す女性に千夜はもう震えながら泣く事しか出来なかった。

千夜「(きっと私は殺されちゃうんだ)」

 そんな恐怖感に支配され、心が絶望に染まりきりかけた時だった。

婆ちゃん「どうしたんだい?」

女性「あ?」

千夜「あ!!」

 千夜の顔が一気に晴れてゆく。

 そこにはおばあちゃんとあんこが居たのだ。

女性「あーーーそいつ!!」

千夜「おばあちゃん助けて。この人が……この人がぁ」

婆ちゃん「うちの孫が何か失礼なことでもしたのでしょうか?」

 それから先のことを千夜はよく覚えていなかった。

 ただおばあちゃんはしばらく女性に怒鳴られ続け、そして何故か申し訳なさそうに謝りだしたのだ。

 そして―――

婆ちゃん「お前はこの子と一緒に帰るんだ」

 そう言いながらあんこを千夜に押し付け、そしてそのまま女性とどこかへと行ってしまった。

 その日おばあちゃんが帰ってきたのは何時間も過ぎてからであった。

 そして千夜はあんこを公園で自由にさせてはいけないとキツク言いつけられるのであった。



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