44:名無しNIPPER[saga]
2015/06/23(火) 12:06:57.70 ID:QYBazGaE0
翌朝、狭いベッドに二人詰め込みあっていたせいか、
あたしはベッドから落ちて目が覚めた。
「いった……」
「ん……なに」
「っ……」
ベッドに手をかけて、起き上がる。
「……愛ちゃん」
「なんですか……ふわあ」
目をこする。
そう言えば、あたし今日学校。
その前に、さっさと家に帰らないと。
こっそり玄関を開けて、新聞を取りにいったように見せかければ大丈夫だろう。
「目が覚めたら、いなくなってると思って」
「そんな、勝手に出ていきませんよ。でも、もう行かなくちゃ」
「もう行くの?」
「はい」
寝癖を携帯の画面で直し、
あたしは寝起きの重だるさを振り払い立ち上がった。
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