過去ログ - 律子「待ちくたびれたプロデューサーへ」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/06/23(火) 02:09:00.01 ID:O6N65gcso
私は水辺の道を、よたよたと歩いて行く。
ふと、今日が私の誕生日だったと気づいた。私は十九歳になったらしい。
「また、忘れたのね」
私は道を蹴った。雨が空に帰りそうなくらい跳ねた。
ちょうど一年前も、プロデューサーは私の誕生日を忘れていた。
そういえば、とわざとらしく、その日が自分の誕生日だと教えると、プロデューサーは申し訳なさそうに忘れていたことを白状した。
今からでもなにかプレゼントを、とプロデューサーが言うのへ、結構です、と口を尖らせた覚えがある。
「忘れない、って気持ちが大事なんですよ。こういうのは」
私は台本を読み合わせるように、一年前に飛ばしたセリフをなぞってみた。
来年は忘れない、と言ったにも関わらず。
つい、ため息が出る。この頃は忙しいし、プロデューサーだって私の誕生日どころじゃないんだろう。
それに――これで最後なんだから。何度、自分に言い聞かせたか知れない言葉が、傘の中まで入り込む。
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