過去ログ - 律子「待ちくたびれたプロデューサーへ」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/23(火) 02:10:29.76 ID:O6N65gcso

 わざわざ、気を使わなくてもいい――心からそう思っていたら、口に出すものか。
 本当は気を使ってほしい、贅沢を言えば忘れないでいてほしかった。

 私のファンや、以前に仕事をした人、学生時代の友だち、家族――色んな人が私の誕生日を祝ってくれた。
 それを、プロデューサーに期待してはいけないのだろうか。

 ――恋人じゃあるまいし。

 ふっと自嘲的な笑いがこみ上げて、それは次第にほろ苦く歪んだ。
 そうか、私は多分、プロデューサーを恋人みたいに思っていたのかも知れない。
 彼が数ある中から私を選んだときから。


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