過去ログ - 律子「待ちくたびれたプロデューサーへ」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/23(火) 02:13:12.86 ID:O6N65gcso
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 リハーサルではまず会場の大きさに圧倒されたけれど、観客が入り始めると、また違う種類の緊張が身体の中に意識される。
 私の身長くらいありそうなスピーカーが、開演までの間を埋めるようにBGMを流している。

 ステージ裏での時間には、結局、最後まで慣れないままらしい。
 私は水槽に移されたばかりのグッピーさながら、明かりが滲むだけで薄暗い中をうろついた。

「気分はどうだ」

 スタッフたちへ挨拶を済ませたプロデューサーが来て、ポンと私の肩を叩いた。

「カチコチだな」

「おかげさまで」


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