過去ログ - 律子「待ちくたびれたプロデューサーへ」
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27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/23(火) 02:17:57.52 ID:O6N65gcso
 心臓が押さえつけている下で、破裂しそうな魂が金切り声を上げていた。
 足元の水たまりを思い切り踏みつけると、底に溜まっていた泥が煙のように混ざって、ひっくり返ったように跳ねた。
 普段は絶対はかない踵の高い靴、靴下、ひらひらのついたスカート、せっかく綺麗なのに、汚れてしまった。
 傷つけるように水を蹴って、みんな汚した。

「私とあなたには、なんにもないじゃないですか!」

「律子!」

 彼の声も、自分の喉の奥で響く唸りが押しのけて、汚した。
 水たまりは泥に濁って、すでに夜空も映さなかった。
 もっと汚れよう、そう片足を上げるとぐらりと重心がよれた。

 あ、と間の抜けた声が出た一瞬間、自分の手首がプロデューサーに捕まえられているのに気がついた。
 ぐいっと、そのまま身体を引っ張られる。


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