過去ログ - 律子「待ちくたびれたプロデューサーへ」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/23(火) 02:04:39.31 ID:O6N65gcso
 打ち合わせを終えたあと、私はいつものように雑務を手伝ってから、プロデューサーより早く事務所を出た。
 空模様は無地の赤一色で、赤信号の鉄枠が黄色い人影を透けた腹に押し込めていた。

 ポケットに手を入れ、携帯電話を弄くる。そのメモリには空想の部品が一つ、例えば海底に落ちた金貨みたいな。
 自分がアイドルを引退したあと、新しいプロダクションを立ち上げる。

 そんな絵空ごとを目の前の風景にしたら、プロデューサーを誘って、社長になってもらおうか、なんて。


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