過去ログ - 【咲安価】京太郎「無人島漂流記！」煌「108回目の無人島！2週目その4！」【R-18】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎「無人島漂流記！」煌「108回目の無人島！2週目その4！」【R-18】

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30:>>1のオカルト話　 ◆dIhERAk/UA[saga]
2015/06/25(木) 21:02:26.23 ID:2e1gf1nl0

小学校低学年の時に友達にオニヤンマを自慢され>>1は悔しがった。
オニヤンマは普通とは違いレアな虫で正に注目の的だった。
それを>>1はいいな～と思いある事をすることにした。

前に見つけたある物を持って来ようと思い立ったのだ。
考えた後はすぐに行動を開始する。
家の近くの住宅街に小さな小さな竹やぶが存在している。
大体…学校の20mプール4個分ぐらいの面積の竹やぶだ。

そこに>>1の求める物があり、それを取りに足を運んだ。
1人で夕暮れの中を歩き、目的地前に行くとそこで不思議な光景に遭遇した。
竹やぶの前の小さな丘でトンボが数え切れないほど飛んでいたのだ。
それこそ網を振り回せば直ぐに捕まえられるほどの大群だ。
>>1は竹やぶの事も忘れ持っていた虫網で一生懸命トンボを捕まえる事に集中する。

だが不思議な事に幾ら振り回しても一匹も捕まえられない。
トンボなんて普段から何匹も捕まえているのにである。
この時だけは一匹も捕まえられなかった。
夕暮れの丘で遠くから聞こえる子供達の声を聞きながら日が暮れるまで其処に居た。
結局その日は何も得る物が無く、家に帰った。

次の日になりもう一度あの場所へと向かう。
今度こそ捕まえようと思ったのだ。
この時には既に竹やぶの中に取りに行く物は忘れていた。

昨日と同じような時間帯に其処に出向くと>>1は首を傾げた。
そこには丘なんてものは無く平坦な道の横に竹やぶが存在するだけだったのだ。
そもそも…そこに丘なんてあっただろうか？
竹やぶ自体には何度も足を踏み入れている。
思い出すと丘なんて存在しないのだ。

それを思い出した>>1は急に怖くなり怯え家に帰る。
勿論丘が無ければトンボも一匹も飛んでいなかった。

それから数年が経ち>>1も中学生になった頃、あの竹やぶがなくなることを知った。
なんでも家を建てるそうだ。（あれ以来竹やぶには近づいていない）
暫く経ち竹やぶが潰され、その時にちょっとした事件が起きた。
其処の竹やぶから　＜大きな大きな蛇＞　が見つかったそうだ。

それを聞いて>>1は思い出す。
あの時…竹やぶに取りに行った物を…そう、ヘビの卵を取りに行こうとしてたのだ。
もし…あの時、竹やぶに入っていたら、無事で済んだのだろうか？
そんな事を思い出し、更にもう1つだけ思い出す事があった。

あの不思議な体験をする数日前にやった事がある。
竹やぶの直ぐ後ろに小さな　＜鳥居と祠＞　があり、友達と噂をしたのだ。
そこの祠の中には小さな小さなお稲荷様が祭られており、狐の神様なんて珍しいと友達と興奮しながら話をしていた。
次第に話はヒートアップし其処の祠に何かあげようと言う話しになった。

狐なのだから油揚げがいいだろうと話、家に有った油揚げを持って祠へと向かった。
祠前にいくとお皿が置いてあり、そこに油揚げを置くと友達と一緒に拝んだ。
確か…あの時は、純粋に＜お稲荷様、お上がりください＞と思っていたと思う。
次の日になると無くなっており友達と食べてくれたんだと大はしゃぎをしたものだ。

そんな事を思い出すと「あぁ…自分はお稲荷様に化かされて助けられたのだ」と素直に思った。

これが>>1が遭遇？したオカルト話　実際に何か異常な物を見たわけはないけど
神様って居るんだなーと思った出来事です。
ちな、その祠を久々に見に行ったら豪華になってました。

それじゃのー

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