過去ログ - 提督「戦争もようやく終わりか…」
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36:名無しNIPPER[saga]
2015/07/14(火) 06:29:31.73 ID:bE0fHV4mo

提督「…」

叢雲「アンタみたいなの…放っておける訳、ないじゃない」ギュッ

提督「…なるほどな」

叢雲「?」

提督「俺はどの艦娘にも無条件で嫌悪されてきたが、一つ例外があったな」

提督「最初の艦娘…秘書艦としてやって来た叢雲、お前だ」

叢雲「…それが何よ」

提督「不遜な提督に対して、艦娘が反乱を起こした例は数多くある」

提督「そして…それらの主犯に、最初の秘書艦であった艦娘は一人もいなかった」

提督「…調整されているのだろうな」

叢雲「!」

提督「最初の秘書艦は、提督がいかなる者だろうと絶対に逆らわない…」

提督「無条件ではないにしても、提督に敵意や極力悪意を抱かないようになっている」

提督「…そして、好意を抱きやすいようにも」

叢雲「…」

提督「止めておけ。俺が言うのも何だが、趣味が悪い」

叢雲「…大きなお世話よ」

提督「いつかお前に話しただろう?俺達も深海側も、元を辿れば皆同じだ」

提督「そして俺には、深海側と同じ成長因子が組み込まれている…だから嫌われてきた」

提督「艦娘は、本能的に深海棲艦を嫌悪するよう調整されているからな。それは深海も同じだ」

提督「日本で言うハーフとクォーターだ。歴史上、種族間差別で割を食ってばかりの」

叢雲「…」

提督「それで言うなら、俺にとってはどちらも敵視するべきものだ」

叢雲「…だけどアンタはこっちについた。どうして?」

提督「…さあね」

叢雲「…はっきりしないのね」

提督「…ぼんやりとしているんだよ。自分は自分だと、そう言えなくて」

提督「それがやがて不安になって、自殺願望になる…どこかの作家もそうだったか」

叢雲「アンタはそんなタマじゃないわよ…身体だって、並みの艦娘よりもずっと丈夫だし」

叢雲「身体を悪くしているなら兎も角、それ以外で死にたがるのは…贅沢よ」

提督「…」

提督「…」ギリッ

提督「…そんなの、知ったことか!」


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