125:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 11:52:37.37 ID:/S/83nxAo
ことり「私は……夢の価値なんて、分かりません」
おやじ「そりゃ、そうだな。オレもこの歳になるまで分からんかった。それを十代の嬢ちゃんが知っていたら、それこそおかしな話だ」
ことり「私も、もう少し大きくなっていたらすぐに選べたのかな……」
おやじ「無理だな。なぁ、嬢ちゃん。人に意見を求めるんだったら本音を語れ」
ことり「え?」
おやじ「嬢ちゃんが悩んでいるのは、アイドルか服飾か、なんて言う二択じゃないんじゃないか?」
ことり「……」
おやじ「オレは猫の嬢ちゃんからメンバーの話をよく聞くし、園田の嬢ちゃんもそれなりに仲良くしている」
おやじ「そこから察するに、嬢ちゃんは友達か将来の夢か、で悩んでいるんだろう?」
ことり「……っ……!?」
おやじ「図星か。まぁ、その二択になると中々に難しい。それでもオレだったらやっぱり夢を追うな」
ことり「……実体験から、ですか?」
おやじ「いや、ここで縁が切れるならその程度の友達だったってことさ」
おやじ「服飾の本場ってことはパリかその辺だろ? 正直日本とはレベルが違うものを学べる場所だ。普通なら望んでも行けないところにお前さんは行けるかもしれない」
おやじ「それだけ大きなチャンスをオレは逃したくない。まぁ、オレが選ぶ理由はただそれだけだ」
【おやじさんの言葉はいつも大人だ。だから子供には分からないのかもしれない】
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