過去ログ - 今日も、我那覇響はアイドルである。
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2: ◆uOJ/TvTGhw[saga]
2015/06/27(土) 12:32:07.88 ID:Q4dHKF280
「はいさーい! ちは……あれ、居ない」
レッスン場2階の奥から3番目の部屋、そこは3人がいつも使っている部屋だった。勢い良く扉を開けて飛び込んだ彼女が無人の部屋を見渡していると、背後から聞き慣れた声が聞こえてきた。千早だ。
「おはようございます」
「あ、おはようござ……うわ、千早か、びっくりした。なんだ飲み物買ってたのか」
「夏場の水分補給は大事だから。ところで、春香は? 一緒に来るって言って事務所に残ってたはずなのだけれど」
「ああ、春香なら多分――」
言うが早いか、レッスン場の階段を息も絶え絶えに上がってくる春香の姿が千早の目に写った。春香はゼーハーと息を吐くと、いつも通りの笑顔を千早に見せた。
「が、頑張ったけどやっぱり響ちゃんには追いつかなかった……えっほっ!」
「春香!? ちょっと、我那覇さん!?」
「じ、自分のせいか!? ごめん春香!」
「なんだなんだ、全員揃ったと思ったら一気に騒がしくなったな」
「あ、プロデューサーさん……ごふっ」
「は、春香ーっ!」
「3人とも、とりあえず部屋入ろう」
プロデューサーに促され、部屋へ入る。この部屋はこのレッスン場で唯一更衣室と隣接していて、それがこの部屋を毎回使う理由でもあった。今来た2人は持ってきた私物を一旦部屋に起き、練習着を持って更衣室へと向かった。
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