過去ログ - 穂乃果「私、魔法少女になる」
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27: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/06(月) 01:51:53.08 ID:Jdi+XAzn0
次の日、私は気になってずっと小泉さんのことを見ていた。
国語の時間、当てられてうまく教科書を読むことが出来ずに…落ち込んでいるのがわかった。放課後、一人で中庭で座ってうつむいている。
……引っ込み思案なのはわかってたけど、ここまでとは。…こうなったら、私が手助けしてあげないと。

真姫「あなた、声は綺麗なんだから…」

…そう、言葉だけで言ってわかるものなのだろうか?
きっと、こう言っても私なんて…と言ってしまうのが目に見えていた。

真姫「あーあーあーあーあー♪」

音階をつけて、声を出す。大きく響くように。放課後で、人が周りにいることは気にならなかった。
私がいきなり発声練習を始めて驚く花陽。
私は、彼女に呼びかけた。

真姫「やって」
花陽「…あーあーあーあーあ♪」

戸惑ったようにしながらも声を出す。だけど、まだ小さい。
もっと大きく、立ってと指示をしてもう一回。すると、さっきよりも大きできれいな声が響いた。
一緒に、そう告げて二人の声を合わせる。
綺麗に、それが混ざって…小泉さんが笑った。

真姫「ね?声出すって気持ちいいでしょ」

だから、大丈夫。声なんか、練習したらでるようになるのよ。わかったでしょ?
自信がつくまで一緒に練習してあげる、出来そうじゃない?
そう、言葉をかけようとした瞬間…彼女の友達の星空さんが走ってきた。

凛「かーよーちん!」

そして、無理やり彼女を先輩たちのところに連れて行ってしまいそうになる。
未だ、迷っている彼女に焦りは禁物なのに!

真姫「ちょっと、まだ自信をつけさせてからじゃないと…」
凛「かよちんは、いっつも好きなことでも迷っちゃうから凛が背中を押してあげるの!どうして西木野さんが入ってくるの?」

…まるで、私は小泉さんには関係ないのだから…と言われそうな雰囲気。でも、私が小泉さんがμ’sに入って欲しいと思っている。この、私が作曲をしたあの一生懸命に頑張るグループに。

真姫「…なら、私が連れて行くわ。音楽のことなら私のほうが詳しいし、μ’sの曲は私が作ったんだから!」




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