過去ログ - 穂乃果「私、魔法少女になる」
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30: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/06(月) 01:53:43.75 ID:Jdi+XAzn0
小泉さんが、その手を取る。…夕陽と相まって、ほんとうに綺麗で、綺麗だったのは、決意を固めて思いを口にした小泉さんと、それを受け止めた高坂先輩だと思う。
本当に良かった、と泣く小泉さんを何泣いてるの、とからかうと私が涙ぐんでいるのに、彼女も気付いたのかそれを指摘する。
私は、ふいっと顔をそむけそれを否定した。

ことり「それで、二人は?」

…え、二人?星空さんと顔を見合わせる。

海未「まだまだ、メンバーは募集中ですよ」

そういって、手を差し出される。
園田先輩と、南先輩。…これは、つまり。

…目だけで、星空さんを見てみると、また目があった。

凛「凛は…」
真姫「私は…」

終わっていると、思っていたのにこうして手を差し伸べられた。
まだ、私、音楽やっていいんだ。そう思うと、いてもたってもいられなくなった。

私は、園田先輩の手をとった。それと同時に、星空さんが、南先輩の手を。
それを見て、小泉さんが本当に嬉しそうに笑って、高坂先輩も、笑ってくれて。

こうして、私は、音楽を…取り戻した。…筈だった。

次の日、練習を終え…家に帰ると、私の譜面と、PCの音楽ソフトと……ピアノが、

――――――――無くなっていた。




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