過去ログ - 平塚「あしたの八幡」
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3: ◆roxLcHmW6xQH[saga]
2015/06/28(日) 18:25:59.69 ID:vsAYm1LK0
〜回想・十数年前〜

平塚「お父さん、お母さん…私、拳闘屋になりたい」

平塚母「まあ!女の子なのになんて野蛮な」

平塚父「静、お前はこれから大学に進学するんだぞ?」

平塚父「それにお前が望むなら、縁談だっていくらでも紹介してやるんだぞ?バカな事言ってないで勉強しなさい」

平塚「お父さんとお母さんの言うとおり大学には出ます。いつかはちゃんと結婚もします」

平塚「その代わり…拳闘をやらせてください!」

平塚父・母「……」

平塚「気が済むまで闘い終えたら結婚します!すぐに婚約できなければ教師として働きます!」

平塚「だから、拳闘を…ボクシングをやらせてください!」

〜〜〜

平塚(私の家はかなり裕福だったと言えよう)

平塚(戦後、日本が奇跡的復興を遂げたとは言え、私がまだ高校生の頃は、まだまだ貧困層が多い状態だった)

平塚(そして当時、ボクサーを志願する物は今以上に不良が多かった)

平塚(ボクシングは人気スポーツだったが、同時に野蛮な人間、異常者がやる物としての認識が強かった)

平塚(偏見は今の何倍も強かった。無理もない。殴り合いで金を稼いでいるんだ)

平塚(まして私は女。世間の風当たりは一層強い…全ては時代のせい)

平塚(それでも闘いたかった。限界をしりたかった…女子プロボクサーとして名声を手に入れたかった)



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