過去ログ - 平塚「あしたの八幡」
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48: ◆roxLcHmW6xQH[saga]
2015/07/02(木) 00:01:47.43 ID:oMqVhuBA0
結衣「ダメだってっばサブレ!待ってよ!」ダダッ

遠くから飼い主が走ってくる、全くしっかりリードしろ

ブロロロロロ!!

サブレ「キャンキャン!」

八幡「っ!!」

道路から高級車が走ってくる
それを命知らずと言わんばかりに犬が横切ろうとする

八幡「やばっ…!」ダダッ

ガバッ

キキキィィィィ!!!

八幡「ぜぇぜぇ…」

何とか間に合った。俺も車には轢かれてない

俺は腕の中にいる犬を見てホッと胸をなでおろす
後ろを振り向くと止まった高級車から、運転手がコチラに向かってくる

運転手「だ、大丈夫ですか!?」

八幡「え、ええ…何も問題ないっす…」

運転手「ヒザを怪我して…血が…」

八幡「こんな擦り傷、何てこと無いです。自分で治療は出来ますから」

運転手「すいませんでした。これ、わたしの連絡先なので…」

八幡「ああ、そんな名刺いりません。それじゃ」

運転手「あ…」

八幡「はいこれ」

結衣「あ…ありがとうございます!もー…サブレ!ダメでしょ!」

八幡「それじゃ」

結衣「あ、あの…!」

八幡「?」

結衣「お住まいは?」

八幡「さあ?そこら辺です」

結衣「あの、なにかお礼を」

八幡「……」

俺は無視してその場を立ち去る

結衣「あの!あたしの家、乾物屋なので今度きてください!食料品をタダで沢山さしあげるので!だから…!店名は」

うしろで乾物屋とか店名がどうとか声が聞こえるが俺は無視する
俺は人から褒められるような立派な人間ではない

それ所かろくでなしだ
過去も今も…これからも

陽乃「ふーん…めずらしい子がいるんだね」

雪乃「……」


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