過去ログ - 平塚「あしたの八幡」
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76: ◆roxLcHmW6xQH[saga]
2015/07/26(日) 03:08:54.70 ID:+V/HLGxF0
川崎「なっ…」

いろは「どういう意味ですか?」

八幡「思わせぶり態度だよ。ムカつくんだよいちいち」

昔からそうやって、俺は何度も何度も騙されてきたしな

八幡「大体、俺のような根暗で目つき悪い人間になぜ絡む?冷やかしにしか見えん」

八幡「どうせ対した意味もないクセに、お情けで俺に近寄るんじゃねぇよ。目障りなんだよ」

八幡「上っ面なだけの友好的な振りは止めてくれ。吐き気がする。友達でもないのに。はた迷惑だ」

いろは「なっ…な…」プルプル


川崎「あ、あんたねぇ…あたしはこれでもア、アンタを……」

いろは「な、なんですかそれ!わたしは心配してるんですよ!こんな美少女が先輩の心配を!そんな態度ないじゃないですか!」

うるさい黙れ、そういう態度や対応が俺の心をかき乱すのだ
今だってそうだ、あれだけのトラウマを抱えているのに

ほんの僅か、水の1滴分だけ期待している自分がいる
その1滴分が非常に重い

実に気持ち悪い。おぞましい。自己嫌悪に陥りそうだ

俺は自分が大好きだ。故に自身を否定したくない
だから同情なんてやめろ、自分が嫌いになりたくなる

八幡「……」コツコツ

小町「待ってよお兄ちゃん!これで終わりってそれは無いでしょ!?」

八幡「……」ピタッ

……なぜかコイツは、他人には思えないんだよな。なぜだろうか

八幡「悪いな…」

小町「ちょっと!」

留美「待ってよ八幡!」

八幡「おう留美。もう悪さするなよ」

留美「は、八幡に言われたくない!」

京華「はーちゃんドコ行くの?」

八幡「……遠いところに旅に出るんだ」

京華「……う、うん?」


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