8: ◆roxLcHmW6xQH[saga]
2015/06/28(日) 18:34:11.22 ID:vsAYm1LK0
〜ある日〜
平塚「お父さん、お母さん…就職先が決まりました」
平塚父「やったじゃないか」
平塚母「それで?どんなお仕事?」
平塚「建設関係のお仕事です」
平塚父「ほう」
平塚「東京に会社があるので、千葉を離れなければなりません」
平塚母「そう…お体に気をつけてね?」
平塚「はい」
平塚「……」
平塚(ただの土方仕事だとはとても言えない…)
〜〜
平塚「ふん!ふん!」ガンガン
監督「いや〜今日も静ちゃんは良く頑張るね!」
平塚「どうも」
作業員1「ほんと、俺たちの癒しだよな」ガンガン
作業員2「ああ、全くだ。泥に咲く一輪の花だ」ガンガン
平塚「……///」ガンガン
作業員1「でも何でボクシングなんてやってたんだ」
平塚「え」
作業員2「そうだよ、ボクシングなんてキチガイの連中がやるスポーツだ。静ちゃんには似合わないよ」
平塚「……」プルプル
平塚「ボクサーをバカにするな!!!」ドンッ!
全員「!?」
平塚「この世のボクサーは皆危険を顧みず必死に命を賭け闘っている!」
平塚「お前達にそれを否定する権限などない!」
全員「」
どこへ行っても私の過去は否定されてしまう
やっと見つけた土方の職場でさえも
それが理由で次第に土方仕事にも情熱が薄れ何もかもイヤになり仕事を辞める
両親に事実を言い出せず合わせる顔も無く、その後はドヤ街で堕落した日々が続いた
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