過去ログ - 岡崎泰葉「私とP坊と駄菓子屋のおばちゃん。」
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◆foQczOBlAI
[saga]
2015/06/30(火) 22:34:52.36 ID:xC8JxgPb0
「やってみたらいいんじゃないかな。」
そんな私の背中を押してくれたのは、おばちゃんだった。
今日会ったばっかりのおばちゃんに私は全幅の信頼を寄せていた。
初対面だけどこの人なら私のことを考えてくれているだろう。なぜかそんな風に思えてしまう。
今まで一人がいいとか言ってたのにね。自分でも調子がいいと思う。
でも、今まであった誰とも違うそんな人だった。
「おばちゃんは子役もアイドルもあんまりわかんないけどね、挑戦して後悔するほうが気持ちがいい。なんならおばちゃんの失敗話してあげようか?」
やっぱり年を重ねた人の言葉は重いな。
多分おばちゃんはいい年の重ね方をしたんだな。なんて若造が生意気かな?
笑みがほんの少しこぼれる。
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