56:名無しNIPPER
2015/06/29(月) 11:57:53.31 ID:BVZ5thB50
「私はあんたのこと正直どうでもいいけど。 でも三年間近くも一緒にいるんだから嫌でも気付くわよ。
部活にきたらちーちゃんに目が行ってるの、知ってるんだからね」
「そうか」
それが精一杯の返事だ。
隠していたつもりが見抜かれていた気恥ずかしさ。隠しきれていなかった自分への腹立たしさ。
二つがないまぜになったものが、俺の体へ積もっていく。
「じゃあ私、帰るから」
「じゃあな」
俺の挨拶には返事もくれず、バッグを担ぐと早足で部室を後にした。
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