62:名無しNIPPER
2015/06/29(月) 12:05:07.54 ID:BVZ5thB50
千反田は膝の上のバッグから箱を取り出した。青のハンカチで包まれた箱。
それを隣にすわる男に照れくさそうに渡した。中身は弁当だろう。
「先輩?」
声がする。いずるが顔を覗き込んでいた。
「待ち合わせですか?」
「い、いや。姉貴から突然メールが来てな」
「へぇ」
いずるの様子からみるに、千反田には気付いていない。この一年生のおかげで目が覚めた。
俺のしていることは正真正銘のストーカー行為だ。
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