過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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112:名無しNIPPER[sage]
2015/07/04(土) 00:15:42.81 ID:OUDuhkC6O
葉山は何がしたいの?


113:名無しNIPPER[sage]
2015/07/04(土) 00:40:40.54 ID:oR1kxVfXO
聞いて作者が答えると思ってんの?
いろいろ考えられることはあるだろ
邪魔になるといかんから書かないけど



114:名無しNIPPER
2015/07/04(土) 13:27:22.91 ID:BETBZWhyo
それはそのうちわかってくるだろ
早漏か?


115:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:52:28.55 ID:UuQpesv2o


「ヒッキー、放課後部活……生徒会?一緒に行こうね」

教室で頬杖をついて暇そうにしている彼に後ろから近づき、耳元に顔を寄せてそっと囁いた。
以下略



116:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:53:21.14 ID:UuQpesv2o

ゆきのんが生徒会長に立候補すると聞いて、一瞬目の前が真っ暗になった。そんなの、ダメだよ。奉仕部がなくなっちゃう。

あたしが今一番大切にしたいもの。それはゆきのんであり、ヒッキーであり、つまり、奉仕部という三人の時間と居場所。

以下略



117:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:54:25.30 ID:UuQpesv2o
そこでヒッキーは、あたしには思い付かない提案をしてくれた。ゆきのんの意思に反発することなく、あたしの大事なものを守ろうとしてくれた。

誰も傷つかずに、失わずに済むかもしれない。暗くなった目の前が明るくなった気がして嬉しくなった。

けどそれより何より、ヒッキーがあたしのことをちゃんと考えてくれたということと、ヒッキーも同じように三人の関係を大事に思ってくれているということが嬉しかった。
以下略



118:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:55:22.37 ID:UuQpesv2o
あたしは振られるのが怖いんじゃない。振られるかもしれないってことは、考えたくないけど頭にはある。

もし振られたとしても、受け入れられたとしても、どっちになっても失うかもしれないという事実が怖いから、あたしは動けない。

あたしは失いたくない。
以下略



119:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:56:12.09 ID:UuQpesv2o
「おー、隼人くん。行くべー」

「またな、優美子、姫菜、結衣」

男子はあたしたちに別れを告げて颯爽と部活に向かった。残された優美子がぽつりと呟く。
以下略



120:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:57:33.88 ID:UuQpesv2o
自慢の髪を触りながら話す優美子の顔は、ちょっとだけ拗ねているように見えた。

「どうしたんだろね隼人くん。いつもならそういうの進んでやったりはしないのに」

確かにその通りだけど、姫菜は深く考えているのかいないのか、首を傾げてなんでもないことのように話す。
以下略



121:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:58:28.84 ID:UuQpesv2o
生徒会の挨拶のとき、隼人くんはヒッキーにいろいろあって、と言っていたけど、そのいろいろの中にゆきのんの存在があることはほぼ間違いないと思ってる。

断片的な話しか聞いてないから具体的にはわからないけど、ゆきのんと隼人くんの間には何かがある。いや、あったと言うべきかもしれない。

ゆきのんと隼人くんの態度を見る限り、二人はこれまで敢えて接触をしないようにしてきたように思える。
以下略



122:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:59:21.98 ID:UuQpesv2o
「あ、優美子。あたしそろそろ部活行くね。また明日ー」

「うん、またね結衣」

「じゃーね。姫菜ー、あーしらも帰ろっかー」
以下略



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