過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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188:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 18:15:52.38 ID:KP3+ivsDo
少しの怒気を込めてとつとつと話す。目付きの悪いパンダの絵を全部パンさんと同じにされるのはパンさんフリークとしては見過ごせない。

いや、パンさんの目付きは悪くないし、私は言うほどフリークでもない。…………たぶん。

「ご、ごめんゆきのん。そんな怒るとは思わなかったよ……。でもさ、これはこれでなんか可愛くない?パンさんとは違うけど」
以下略



189:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 18:16:45.74 ID:KP3+ivsDo
「俺はお前らに任せるつもりだし、それでいいよ」

「じゃあこれにするわ。由比ヶ浜さん」

二人でレジに行ってお金を支払い、比企谷君に湯呑みを渡す。
以下略



190:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 18:17:32.63 ID:KP3+ivsDo
いつか、私と彼でディスティニィーに行ったときには、正規品のパンさん湯呑みを買ってプレゼントしようと、そう思った。

そんな日がくるなんて、自分は想像できないけど。

それでも、いつか。
以下略



191:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 18:18:39.77 ID:KP3+ivsDo
由比ヶ浜さんが皆を窺うように上目づかいで控えめに話す。

確かに、このメンバーは全員顔見知りで繋がりはあるが、特別仲良しという感じではない。半分は比企谷君と私のせいという気もするけれど。

「確かにそうだな。俺は別に構わないけど、みんなはどう?」
以下略



192:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 18:19:47.17 ID:KP3+ivsDo
葉山君が比企谷君に尋ねることに疑問を覚えた。彼がこういうことを得意でないことは知っているだろうに。

「…………俺に聞くな。お前が決めろよ」

「そうだな。じゃあ…………サイゼでいいか?みんな」
以下略



193:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 18:20:54.42 ID:KP3+ivsDo
葉山君はにっと笑って比企谷君に顔を向ける。比企谷君はそれを見て、ふっと諦めたように薄い笑顔を作って歩き始めた。

二人だけがわかっているようだが、先ほどのやり取りのどこに可笑しいところがあったのだろうか。

きっと、彼は彼で、私の知らないところで、いろんな人と記憶を共有しているというだけのことだ。
以下略



194:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 18:23:05.79 ID:KP3+ivsDo
ここまで

文章量さほどでもないのに超時間かかったし疲れた
ゆきのんむずい

以下略



195:名無しNIPPER[sage]
2015/07/12(日) 18:26:14.16 ID:WlgfPl2Mo



196:名無しNIPPER[sage]
2015/07/12(日) 18:33:31.57 ID:X3vcqYIe0

がっつり投稿嬉しいです


197:名無しNIPPER[sage]
2015/07/12(日) 18:40:10.92 ID:9j2dPmjho
面白い


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