過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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239:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/18(土) 12:59:15.14 ID:zVr0z0Ijo
難しく考えずにぐっと飲み込んで、相手の思いを受け入れる。

……それが簡単にできてたら、こんなに捻くれてもねぇし、拗れてもねぇな。

でも今だけは、飲み込んでおこう。去り行くめぐり先輩のために。

「……はい」

「じゃあね。比企谷くん。生徒会のことよろしくね」

「はい。お疲れさまでした、めぐり先輩」

「比企谷くんも、お疲れさまでしたっ」

めぐり先輩は元気よく頭を下げてからすぐに元の姿勢に戻る。その際、ゆらりと揺れる編み込まれたお下げ髪から目が離せなくなった。

「また、生徒会行くからね。絶対」

柔らかく微笑む年下の少女のような年上の先輩は、俺の返事を待つことなく去り、俺の脳裏には揺れるお下げ髪の残像だけが残った。


一一一


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