過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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302:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:26:09.72 ID:RYx/9kaJo
「比企谷君が、その……困っているでしょう?そろそろ……」
雪ノ下はおずおずといった感じで一色にやんわりと釘を刺す。俺への助け船だろうか。正直なんでもいい、俺にとっては渡りに船だ。
俺はああいったものをどうやって上手くかわせばいいかよくわからない。知らないのだ。
そういう距離の関係を煩わしいものとして避けてきたから。避けられてた、だったかもしれない。泣いてなんかない。
「あー、はい、すいません……」
一色はしゅんとして肩を竦めると、大人しくちまちまとミルクレープをつついて口に運ぶ。
それを見て雪ノ下は、コホンと軽い咳払いをして居住まいを正すと、紅茶のカップを中途半端に掲げたまま話題を変えた。
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