過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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357:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 22:51:05.29 ID:RYx/9kaJo
「葉山君。……比企谷君も。二人とも、ちょっといいかしら?」

雪ノ下は俺たちの元に歩み寄ると、控えめに口を開いた。

「由比ヶ浜さんと一色さんからはもう了承をもらっているのだけど……。向こうの生徒会の人たちが、親睦を深めるために一緒に食事でもどうかって」

「……お前も行くのか?」

「ええ。無理に断るのも、その……これからのことを思って……」

雪ノ下はまるで許可を求めるように、上目遣いで微かに潤んだ瞳を俺に向ける。なんでそんな顔をして言い訳がましいことを言うんだ。

俺は行くななんて言っていないし、そんなことを言う権利が俺にあるわけがない。

雪ノ下自身はそういうのに行きたがるはずがないと思っているが、それだけだ。

葉山と顔を見合わせる。


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