過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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378:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 23:14:42.92 ID:RYx/9kaJo
「想像もやめてくれ……。じゃあ帰るわ。またな、折本」
「あははっ、うん、またね。比企谷」
鼓動が速い。顔も体も熱い。だが心は怯え、冷えている。
想いを自覚し理解することは、とても恐ろしいものだ。そんな俺が、これからも同じ態度いられて、同じ反応をできるかと言われると自信がない。
見えてしまった失う恐怖に負けないよう、家までの道をがむしゃらになってペダルを漕いだ。
俺には好きな人がいる。
その感情の名付け親は俺ではなく、おそらく俺の好きなその人なのだろう。
その感情のことを人は恋と呼ぶ。
そう。それがこの感情の名前だ。
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