過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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402:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:34:33.91 ID:3QzLARDco
「あはは、だねー」

うう。やっぱり近かった。調子に乗りすぎた。恥ずかしい……。

誤魔化すために紅茶を飲もうとしたものの、爪を切ったばかりでうまくプルタブに引っ掛からず、かつんかつんと乾いた音が数度響く。

見かねたヒッキーが手を差し伸べてくれるまで時間はかからなかった。大人しく缶を手渡すと、無言のまますんなりと缶を開けて返してくれた。

「あ、ありがと」

「このぐらいお安い御用だ」

「えへへ。頼りになるなぁ」

「こんなんで頼りになるってのもなぁ……。ま、雑用なら任せろ」

確かにほんとなんでもないことだけど、あたしは嬉しいんだよ?ヒッキー。


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