過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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408:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:38:32.51 ID:3QzLARDco
「ううん、何も聞いてないよ。ゆきのん、あたしにはそういうのなかなか言ってくれないから……。そういうのは、たぶん……」

ヒッキーにしか相談しないと思うよ。

それは言葉にはならなかった。ゆきのんの信頼は今、ヒッキーのみに向かっている。悲しくて寂しいけど、たぶん、あってる。

「……そうか。俺が聞きたかったのはそれだけだ。ありがとな」

「ううん、何も答えられなくてごめん」

「いや……うん、そろそろ戻るか」

立ち上がるヒッキーの袖を思わず掴んでしまった。二人の時間が名残惜しかった。

ヒッキーは驚いたように振り返り、見上げるあたしと目線を交わす。


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