過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
1- 20
412:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:40:52.97 ID:3QzLARDco
ごちゃごちゃといろんなことが頭を巡って、整理しようとしたけど無理そうで、簡潔に言えないと思ったので曖昧に答えることにした。

「なんとなく、かな。言いたくなければ……」

やっぱり怖い。無理に答えてもらわなくてもいいと思って、そう言おうとしたけどあたしの言葉はヒッキーに遮られた。
以下略



413:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:41:30.66 ID:3QzLARDco
口にするだけで胸に締め付けられるような痛みがあった。

あたしはヒッキーの過去の想いにすら嫉妬している。その想いも全部あたしに、あたしだけに向けて欲しいと思ってる。

ああ、あたしは本当に、こんなにもヒッキーが大好きなんだ。
以下略



414:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:42:07.62 ID:3QzLARDco
「本物って、なに?」

「なんつーか、一方的に押し付けて、勘違いして……。そんな利己的なもんは恋愛感情とは違うだろ。馬鹿だったんだよ、俺が」

あたしが今思ってた、全部をあたしだけに向けてほしいっていうのは、利己的で一方的な押し付け……だよね。
以下略



415:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:42:33.01 ID:3QzLARDco
「俺は正直もう関わりたくねぇんだけど、あいつがああいう性格だから巻き込まれてるって感じだな……」

それからまた二人とも無言になり、自動販売機の稼働音だけが辺りに響いている。

そんなに長い時間じゃないけど席を離れて暫く経つ。そろそろ戻らないと。
以下略



416:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:43:12.36 ID:3QzLARDco
「…………違うか。違うな、うん。前までなら答えてるわけねぇな」

そもそもあたしが聞きもしなかっただろうけど、きっと聞いてもダメだったと思う。

答えてくれたとしても、自虐的にネタ話みたいに話してたんじゃないかな。
以下略



417:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:44:58.65 ID:3QzLARDco
「おお。そうなんだよ」

何がそうなのかよくわからないけど、たぶん、そうだ。

さっきからずっと鼓動が早い。ヒッキーの言葉にドキドキしてるのもあるけど、これはそれだけじゃない。
以下略



418:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/05(水) 01:46:19.93 ID:3QzLARDco
ここまで

どんどん延びる
1000までには終わるはず……

以下略



419:名無しNIPPER[sage]
2015/08/05(水) 02:14:16.29 ID:GAyAr/fMo
乙です


420:名無しNIPPER[sage]
2015/08/05(水) 04:52:24.67 ID:KP/FcU6Q0
乙です いつも引き込まれて読み入ってしまうのであっという間に終わってしまいます
次もたのしみにしてます


421:名無しNIPPER[sage]
2015/08/05(水) 05:18:32.29 ID:eacf6j88o
面白い


422:名無しNIPPER[sage]
2015/08/05(水) 07:27:22.91 ID:BYC+m7DIo
葉山いらねえだろ?
重要な会議の頭から参加できない奴が副会長とかふざけすぎ


958Res/569.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice